

木川小学校は1936年(昭和11年)に設立された大阪市木川尋常小学校が前身です。ちょうど満洲事変から日中戦争〜太平洋戦争へ向かう激動の時代に誕生した小学校ですので、写真にも揚げましたが「七生報国(この世に生まれ変わることができる限り、永遠に国にむくいること。)」などという銘が刻まれた碑があります。戦争が終わり、平和な世の中になってベビーブームを支える担い手になった小学校で、私たちの時代には1学年に200人近くの同級生が一緒に学んでいました。現在は各学年7〜80人ほどになっていますが、木川小学校は大阪市の教育委員会から「帰国した子どもの教育センター校」に指定され、日本語の指導が必要な、海外から帰国した児童を対象にした日本語教室を開講するなど、時代に即した教育の場を提供してくれています。