小学校情報
小学校の非行・犯罪/ホームメイト
少年犯罪や非行の現状や、学校など教育現場での対応について調べました。
非行の原因

非行の原因は、家庭や学校、地域社会などのいくつかの問題が複雑に絡み合っているといわれます。一般的な例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 家庭の問題:両親の不仲。親子関係が希薄。保護者の指導力に問題がある(子どもの言いなり、子どもへの無関心、放任、過干渉など)、保護者による虐待など
- 学校の問題:成績が悪い。学校生活がつまらない。友人関係の中で自分の居場所が見つけられない、など
- 地域の問題:他人の子どもに無関心、など
- 情報化による有害環境:出会い系サイトなどのインターネットの有害情報が犯罪の誘因や非行の温床になるという説も
非行の意味とは?
非行とは少年法の用語で、社会的な規範に反する行為を総称する概念。非行少年は犯罪・触法・ぐ犯少年を意味しています。同法によると、少年は20歳未満。犯罪は刑罰法令に触れる行為、触法は14歳未満の少年が刑罰法令に触れる行為をすること。ぐ犯は保護者の正当な監督に服しない性癖があるなど、性格や環境から判断して、将来、罪を犯したり刑罰法令に触れる行為をしたりする恐れのあることを指します。
少年犯罪・非行の現状

警視庁の報告「少年非行情勢」によると、2012年(平成24年)中の刑法犯少年の検挙人員は9年連続で減少しています。しかし、人口比では成人の約4.3 倍と高い水準にあり、少年による凶悪事件も起きています。再犯者率の上昇や低年齢化の傾向も認められ、少年の非行・犯罪をめぐっては厳しい状況が続いています。
13歳で表面化する傾向
同報告では、過去10年間の刑法犯・触法少年について、2007年(平成19年)以降は総数・人口比ともに中学生が高校生を上回り最多となっています。また、初犯者の年齢は近年下がる傾向にあり、2012年(平成24年)まで5年連続で13歳が最多です。
触法少年の年齢別補導人数でも、以下のように13歳が突出しています。
2012年(平成24年)触法少年の年齢別補導人数
- 8歳以下
- 846名
- 9歳
- 606名
- 10歳
- 726名
- 11歳
- 1,063名
- 12歳
- 2,525名
- 13歳
- 8,179名
問題を起こしたのが13歳でも、根本の要因は乳幼児期にあったと事例もあり、心に積もった問題が思春期に表面化する、という見方もできそうです。
非行への対応

東京理科大学の八並光俊教授が発表した「青少年調査の結果と学校における問題行動・非行への対応」によると、非行への対応には3つの段階があります。
1段階目は予防的対応。喫煙・飲酒・薬物乱用防止教育、非行防止教室、犯罪被害防止教育など。問題行動の早期発見・早期対応について教員研修も大切です。2段階目は、問題解決的な対応。起こっている問題行動・非行について、学校と教育委員会、警察、病院、児童相談所、保護者会、NPO 団体などの地域の関係機関が連携し、サポートチームを形成して対応すること。3段階目は事後的対応。再発防止のための対応をすることです。
こうした非行そのものへの対応と同時に、上記に挙げた非行の根本的な原因を解決していくことも大切といえそうです。
