
大阪教育大学の附属小学校は北から池田、天王寺、平野と3校ありますがその一角です。この小学校は明治10年開設の国立小学校ですが公立小学校と同じ普通教育を行っています。ただし大阪教育大学の附属ということで教育理論の研究に使われます。教育実習の大学生が大勢やってきて実際の授業を行いそれを教官と呼ばれる先生から指導を受けています。教育目標としては「自他の人格を尊重し、実践力のある子」「生命を尊重し、健康で安全につとめる子」「みんなと協力してしごとのできる子」「自分でよく考え、すすんで実行できる子」「ものごとを最後までやりとおせる子」「きまりを守り、明るくくらせる子」としており総じて「個が生きる学校」としています。ただしこれは会社の社是のようなもので実際は生徒それぞれレベルがそれぞれです。私自身はお受験を経験しこの小学校で6年間過ごしましたが性格的な部分と後述するEQの面で非常に苦労しました。先生についてですが大人になった今、冷静に考えて自分の人生に良い影響を与えてくれた方はいません。勉強ができて頭のいい子が多いです。泳げない子でも足のつかない海で遠泳を5年生では300m、6年生では1000mかならず行います。多少の個性は生かされますが結局は日本の学校なのでその個性を大幅に伸ばすといった教育がなされているわけではありません。たしかにどちらかというと家庭環境に恵まれている子供がたくさんきている傾向があり、そのような環境でご自身も育ってきてよかったと思える方はぜひお子様を入学させる価値はあると思います。どの小学校でもその子それぞれ向き不向きがありますので附属小学校に入学させれれば将来が保証されるということはありませんのでその点は十分我が子のことをよく考えお受験等準備なさってください。包み隠さず良いこと悪いことを記載いたしておりますが国立だからと期待しても万能ではないということをお伝えしたいためです。また、僕からのアドバイスといたしましてはこの小学校にどうしても入学させたいと考えているならまずIQではなくEQを高めるために労力を費やしてください。3歳までにこのEQを高められないとこの小学校に入学できたとしてもほとんど意味がありません。逆にこのEQが高まっていればこの小学校は非常に価値があると思います。ぜひ参考にしてくださいね。