

岐阜聖徳学園大学附属小学校は岐阜市柳津流通センターの南に位置します。 私はこの学校の卒業生ですが、40年程前まではまだ木造の校舎で、校舎も小さく1学年1クラスの小学校でした。遠方から通学する生徒が多いため当時からスクールバスが迎えに来て、約1時間かけて通学していました。朝、準備が遅れると、スクールバスに乗り遅れてしまい、親に叱られながら送って行ってもらったことを覚えています。 現在はわかりませんが、当時は週に一度英語の授業があり、当時では珍しく本物の外国人女性の先生が教えてくれていました。一年に一度英語の発表会があり、英語の劇や歌を体育館で発表し、テレビの取材も来ていて、自分がテレビに映っているところを家族で楽しく見ていました。 また、宗教という授業もあり、お寺のお坊さんが週に一度道徳や、親鸞聖人のお話しなどをして頂け、月に一度は親鸞聖人のご命日法要があり、大変貴重なお話をお聞きすることが出来ました。このような教育の為か、まじめな生徒が多く、勉強だけでなく大変良い教育を受けることが出来たと思います。 昔小学校の校舎があった場所には南に用水路があり、休み時間になるとみんなでフナやナマズや雷魚を捕まえて遊んでいました。のどかな時代だったと久しぶりに訪れてみて思い出がよみがえりました。当時から小学校、中学校、高校と大学までがあり、運動会も小学生、中学生、高校生が合同で行われていました。大学祭も先生引率で見学に行けたりと当時は小学生から大学生までの交流がありました。 現在では付属幼稚園や大学院まであり、敷地も当時とは比べ物にならないくらい広くなり、総合学園としてとても大きな教育機関になっており、卒業生として嬉しい気持ちになります。 私が小学生の頃はまだプールがなく、スクールバスに乗り羽島市民プールに行っていた為、ほかの学校の生徒と比べると水泳は頻度が少なく、夏休みに学校のプールに行くことも出来なかったため、私は水泳は得意ではなく、プールのある学校が羨ましかったことを覚えています。現在ではプールもあり今の学生さんは大変環境にも恵まれていると思います。 現在の最新の教育に加え、昔の良い伝統や昔ながらの温かい校風も残っていてくれたら良いなぁと思います。