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世界の初等教育/日本と異なる教育文化



世界各国で教育は国を挙げて進める大きなテーマであり、国や地域によって様々な教育内容・制度が展開されています。

例えば、お隣の韓国や中国における教育熱の高さ目を見張るものがあり、中でも英語教育の取り組み方はアジアの中でもひときわレベルが高いといわれます。日本では小学校の留年は認められていませんが、ヨーロッパ諸国や一部のアジア、南米地域では小学校の留年制度を設けるなど教育に厳しい面も見られます。

各国の教育比較

各国の教育比較

教育内容を比較してみましょう。ここでは、国ごとの特徴が出やすい教科として、国語についての特色を中心に、数ヵ国の公立小学校における教育をご紹介します。

アメリカ
教育に関する権限は各州にあり、教科書は各州の基準で採択します。教科書は貸出し制で、学習教材は先生が選べます。教科書の検定制度はなく自由発行。国語では、偏った思想が語らないよう、古典的な児童文学よりも伝記などノンフィクションが採用される傾向があります。
イギリス
国語では詩や戯曲を多く学び、デジタル教材も普及しています。教科書の検定制度はなく自由発行。採択も自由で、特定の書籍をまるごと1冊教材にすることも。
フランス
進級が世界一厳しいといわれています。移民も多く、小学校ではフランス語が必修です。教科書は検定制度がなく自由発行のため、国語だけで約100種類の教科書が出回り、漫画も積極的に掲載されています。「レ・ミゼラブル」など歴史を学ぶ内容も。
フィンランド
国語は「母語と文学」という教科名。言語学・文学・情報学・学術の要素を含む教科と位置づけ、授業では多様なコンテンツを用います。国内外を問わずグリムやアンデルセンなどの児童文学作品が掲載された教科書が中心で、ムーミンもほとんどの学校が取り上げます。
中国
国語の授業数が時間割の中で最多なのが一般的で、初等教育の5年間で約120首の漢詩を学びます。多民族国家ということもあり、教科書にも少数民族の歴史や文化などを紹介する文章が度々登場。儒教的価値を打ち出した作品が掲載されることも。
タイ
国語は「タイ語教育」という名称で呼ばれ、多様な国民統合のための共通言語=タイ語という意識で授業が行なわれます。仏教に根ざした教育で、国王や王族、僧侶などが登場する古典文学が題材に使われることが多いようです。ほとんどの学校の校門周辺に仏像が設置されています。
ケニア
2003年度(平成15年度)に初等教育無償化政策が実施され、就学率が上昇。ただし、学齢児童の5人に1人の未就学という状況です。激しい学歴偏重社会で、公立校同士でも学力に差があります。教科書は一部がスワヒリ語、その他は英語で書かれていて、英語力を養うため母語使用を禁止する学校も多数。
日本
教科書は国の検定を通し、教育委員会が教科書を採択。先生はその教科書を使う義務があります。「ごんぎつね」や「大きなかぶ」など同じ物語がすべての教科書に掲載されているのは、世界でも珍しいといわれます。

このように、各国と日本には教科書ひとつをとっても大きな違いがあります。どの国も教育を大切に考える姿勢がベース。比較的、教育制度が行き渡っている日本でも課題は多く、今後も改善が図られていくでしょう。

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