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世界の初等教育/北欧諸国



北欧の教育といえば、経済協力開発機構が世界各国の15歳を対象に2000年(平成12年)から3年ごとに行なっている国際学力テストで、フィンランドが世界一の評価を獲得したことを思い浮かべる人も多いことでしょう。では、その背景をみていきましょう。

教育費は無償

教育費は無償

フィンランドをはじめ北欧諸国は教育に力を入れている国が多く、基本的に高等教育も含めて授業料はすべて無償です。とくにその教育方法に世界中から注目が集まるフィンランドを例に挙げてみましょう。

フィンランドの小学校は「総合学校」と呼ばれ、7歳からスタートします。フィンランド国内では6歳から始めるべきという意見もありますが、できるだけ長い時間を親子で過ごすほうが子どもの発育を流すという研究結果が出ていることから、7歳から始めるという制度が採用されています。9年制で、ちょうど日本の小学校と中学校を併せたようなものです。

授業料が無償なことにより、すべての子どもに均等な教育を受ける機会を保証しています。9年間の義務教育期間は給食費・教科書代も一切かかりません。

自由なカリキュラムと校風

自由なカリキュラムと校風

フィンランドの小学校は週5日制で、年度は8月中旬に始まって5月末に終わります。

予算は市町村規模の行政区ごとに割り当てられ、行政区の教育委員会が各学校の規模に応じて配分します。教育目標は国が定めていますが、具体的なカリキュラムは行政区の教育委員会と学校の裁量によるところが大きくなっています。どの学年で何を教えるか、といったことについても学校で決めることができます。そのため日本のように教育課程の基準となる学習指導要項は存在しません。

学校には校則や制服がなく、自由なスタイルで登校することが許されています。しかし子ども自身が学校を「学ぶ場」だとしっかり意識しているため、授業中の居眠りなどは皆無といわれています。学習塾が存在せず、学校での授業時間も短い点なども日本と大きく異なります。

成功の理由

成功の理由

フィンランドの教育体系はある意味で理想的といえますが、なぜそれが実現できているのでしょうか。それには以下の理由が挙げられます。

  • 先生になるための試験や資格制度が厳しく設定され、優秀な人材が先生となる。
  • 読書を好む子どもが多く、楽しんで読書をすることで読解力が幼い頃から身に付く。
  • フィンランドを含む北欧諸国では公立図書館が充実しており、移動図書館なども普及しているため本とふれる機会が多い。
  • 「学校のためではなく、人生のために学ぶ」という理念をもつフィンランドの元教育大臣オッリペッカ・ヘイノネン氏が、1994年から行った改革が基礎となっている。この改革により先生をはじめ、社会全体の教育意欲が向上。例えば、ミュージアムなど様々な施設で各種「学び」体験ができる子ども向けワークショップが盛んに実施されている。

など、学校だけでなく日常生活でも楽しんで学べる工夫がされていることが要因のひとつといえそうです。

英語力が伸びる秘密

英語力が伸びる秘密

北欧でも初等教育において英語教育は必須です。当たり前のように英語を話せる人も多く、これほどまでに英語力が身に付いた秘密は、日常生活と学校教育の双方にあるといわれています。例えば、フィンランドでは、英語の映画やテレビ番組などに吹き替えが表示されません。また、初等教育の英語の授業は英語のみで行なわれます。さらに授業で頻繁に映画やドラマ、ニュースを鑑賞し、英語にふれる機会を増やしていることが大きいようです。

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