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世界の初等教育/ヨーロッパ諸国2



初等教育体系においては、ヨーロッパの各国で共通するポイントがいくつか見られます。ここでは、語学教育や校風、学力重視の傾向など、その共通点についてご紹介します。

初等教育の校風

初等教育の校風

ヨーロッパでは初等教育の開始年齢も様々で、初等教育の定義そのものが各国で異なりますが、EU統計局は「4~7歳から5~6年の期間学校に通う児童」と位置づけています。各国の初等教育の現場は、日本と比べて自由な校風であることがうかがえます。イギリスや一部の私立学校を除いては服装なども自由で、授業も自由な雰囲気の中で行なわれています。

また、ヨーロッパ諸国が日本と大きく異なるのが、学校教育体系です。アメリカや日本では初等教育の段階では原則として進路によって分けない段階的学校体系を採用しています。一方、ヨーロッパでは中等教育課程以降は生徒の進路によって学校が分かれる「分岐型学校体系」が採用されています。10~12歳前後に職業や進路を意識して中学校を選ぶことになるため、ヨーロッパ諸国の子どもたちは日本の子どもたちよりずっと早い段階で将来の夢を具体的に考えるようです。

ヨーロッパで浸透する語学教育

ヨーロッパで浸透する語学教育

ヨーロッパでは初等教育を受けている子どもの約8割が母国語以外の外国語を学んでいます、英語を母国語とする英国、アイルランドを除くほとんどの国が第1外国語として英語を選択し、約1割は第2外国語も勉強しています。これにはEUの公用語が英仏独を含む23ヵ国語にのぼるという事情もあり、日本と比べヨーロッパの子どもたちへの外国語教育が浸透している様子がうかがえます。

国別に見ると、初等教育段階で外国語を学ぶ子どもの割合はスウェーデンが100%、イタリアが99%、スペインが98%と続きます。

英語教育

ヨーロッパ諸国へ行くと、英語圏でない人も流暢に英語を操る様子に驚くことがしばしばあります。彼らが母国語ではない英語をきれいに話す秘密は、初等教育にあります。もともとドイツ語やオランダ語など英語に近いという言語学的な要因はありますが、小学校で行なわれている英語の授業が軸になっていることもいえるでしょう。

例えばドイツやオランダでは、小学校1年生から英語の授業を取り入れる場合が多くあります。授業といえども内容は遊びのようなもので、積み木を使ったりイラストを描いたり、教師と英語の歌を歌うといった内容が中心で、楽しみながら英語を学んでいます。日本とは異なり文法よりもコミュニケーションとしての英語を重視するため、実際に使える外国語が幼いうちから身に付くというわけです。

学力が重視されるヨーロッパ

学力が重視されるヨーロッパ

欧州と日本の小学校の違いのひとつに、「個人の学力を重視する」という風潮が挙げられます。これは子どもの能力に見合ったランクで勉強ができることにつながります。そのため落第や留年もあれば飛び級もありますが、各個人の競争力を煽り、切磋琢磨して努力する力が育まれます。

さらに移民が多いヨーロッパでは、地域によって学力格差が大きいという実情もあります。そのため一律に同じ教育やカリキュラムを施すよりも、個々の能力に見合った教育をすることが好まれているのです。

動物イラスト