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世界の初等教育/中国



教育熱心なことで知られる中国。その初等教育はどんなものでしょうか。概要や子どもたちの日々の学習についてご紹介します。

中国の初等教育の概要

中国の初等教育の概要

中国の義務教育制度は日本と同じく6・3・3年制で、中学校までの9年間が義務教育です。教育課程の基準は国の教育部が定め、それにもとづいて各省・自治体・直轄市がそれぞれの地域について細かな基準を作成します。例えば北京での現在の履修科目は言語・文学・数学・自然・思想品得(道徳)・体育・音楽であり、高学年になると外国語が加えられます。

中国では各地方の経済・社会・文化的状況が異なることから、入学年齢や修学年限は各地方がある程度弾力的に設定できるシステムとなっています。そのため、農村部などでは財政的な理由で小学校を5年制に設定することも少なくありません。

進級については学年成績が不合格の場合は留年、逆に優秀な場合は飛び級が認められ、卒業の際には卒業試験が実施されています。従来は中学校進学の際に入学試験が実施されていましたが、現在は廃止の方向にあります。

受験戦争は幼少から

中国はシビアな学歴重視社会といわれています。一人っ子政策で受験戦争が激化したこともあり、とく都市部では多くの保護者が子どもの教育に力を注いでいます。

小学校は居住学区の学校へ進学するのが基本ですが、各地域の「重点小学」と呼ばれる学力レベルの高い名門公立校が存在します。重点小学への入学者は無作為で決められますが、中学校の段階で同様の「重点初中」は入学試験があります。そこでの合格を目指すため学習塾などに通わせる家庭が多く、こうして受験戦争が幼少の時点で始まっています。

教育格差

教育格差

上海など都市部では、主に3歳からの幼児教育施設で学習がスタートします。母国語や算数に加えて英語を学び、同時にピアノ・バイオリンなどの習い事に通わせる家庭が多数あります。中国の小学生は朝7時前に登校し、みっちり7時間の授業を受け、低学年の子どもでも山のように出される宿題と日々格闘しています。

昨今では子ども教育の多様化により、都市部ではパソコンや英語、音楽教育に力を入れるなど独自の教育を展開する私立学校が登場しています。富裕層の子どもにとっては選択肢が増えたといえるでしょう。一部では、語学レベルの高いインターナショナルスクールも注目され始めているようです。

しかし、教育に熱を注げるのは都市部に暮らす富裕層に限ったこと。貧しい農村部などでは事情がかなり異なります。家庭の経済格差がそのまま教育格差となっているのが実情といわれ、中国の課題のひとつになっています。

小学校の時間割

小学校の時間割

都市部では低学年でも7時限まで授業があり、金曜日のみ5時限まであるのが一般的。5時限で終わる日でも、そのまま学校でおやつを食べて宿題に取り組む、という子どもも多く、土曜日は英語などの有料の学外講座を実施する学校もあります。

学習到達度を測るテストも授業で頻繁に行なわれ、宿題の多さに加え、日ごろからテストなどで一定の点数を取ることも求められます。

7~8月にある約7週間の夏休みには語学留学や旅行などに参加する家庭も多いようです。

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