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小学校の教員による体罰



小学校における体罰から、高校の部活動中の体罰まで、近年、先生による体罰事件がいくつも報道され、注目されています。先生の暴力行為は、熱心な指導なのか、体罰なのか、保護者としても迷うところです。体罰の定義や法律による規制はどうなっているのでしょうか。文部科学省による2013年(平成25年)3月31日の通知「体罰の禁止及び児童生徒理解に基づく指導の徹底について」を中心にご紹介します。

体罰の禁止・懲戒について

体罰の禁止・懲戒について

体罰は、学校教育法第11条にて禁止されています。文部科学省では、体罰により正常な倫理観を養うことはできない、むしろ、いじめや暴力行為などの連鎖を生む恐れがあると指摘。子どもの心身に悪影響を与え、先生や学校への信頼を失墜させます。先生は懲戒が必要と認める状況でも、子どもの規範意識や社会性の育成を図るよう適切に懲戒を行ない、粘り強く指導することが求められます。

学校教育法第11条

「校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、学生、生徒及び児童に懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることはできない」

この第11条でいう懲戒とは、学校教育法施行規則に定める退学・停学(いずれも公立義務教育諸学校に在籍する小・中学生を除く)、訓告のこと。他、子どもに肉体的苦痛を与えるものでない限り、注意、叱責、居残り、別室指導、起立、宿題、清掃、学校当番の割当て、文書指導などは通常、懲戒権の範囲内と考えられます。

体罰の定義

体罰の定義

殴る、蹴るなど、体に害を与えるもの、正座や直立など特定の姿勢を長時間させるなど肉体的苦痛を与えるようなものが体罰に当たります。ただし、懲戒行為が体罰に当たるかどうかは、子どもの年齢、健康、心身の発達状況、行為が行なわれた場所や時間の環境などの諸条件をふまえ、個々に判断する必要があります。

判断に迷うときは、地方自治体や教育委員会に設けられた相談窓口を利用するのも良いでしょう。

正当防衛及び正当行為について

正当防衛及び正当行為について

子どもが先生に対して暴力行為をふるう場合、教職員は一体となって毅然とした姿勢で対応し、子どもが安心して学べる環境を確保する必要があります。そのため、先生が防衛のためにやむを得ずした有形力の行使は、教育上の懲戒行為とは区別し、体罰には該当しません。

また、他の子どもに被害を及ぼすような暴力行為に対して、それを制止したり、目前の危険を回避したりするためにやむを得ずしたに行為についても、正当防衛または正当行為などとして刑事上または民事上の責めを免れることができます。

部活動における体罰について

部活動における体罰について

部活動は学校教育の一環であり、体罰は禁止されています。一方で、運動系の部活動では、技術や精神力の向上のため、肉体的・精神的負荷を伴う指導が行なわれます。これらは心身の健全な発達や、達成感、仲間との連帯感を育みます。

ただし、指導は適切に実施するのが原則。部活動顧問の独善的な目的をもって、特定の子どもなどに対して、執拗かつ過度に肉体的・精神的負荷を与える指導は教育的指導とはいえない、とされています。

動物イラスト