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少子化・過疎化



少子化や過疎化が各方面で問題になっています。教育現場ではどういう影響があり、どんな対策がとられているのでしょうか。

少子化・過疎化に対する教育現場での対策

少子化・過疎化に対する教育現場での対策

日本における総人口に対する子どもの割合は、約60年前には3分の1超でしたが、2013年(平成25年)4月には過去最低の12.3%。39年連続で低下し続けています。元々、人口の少ない山村地域などでは過疎化が一層進んでいます。

教育に及ぼす5つの影響

教育に及ぼす5つの影響

「子どもは社会の宝」、「社会全体で子どもを育てていく」という考え方のもと、1998年(平成10年)12月11日に中央教育審議会が「少子化と教育に関する小委員会」を設置。少子化問題が教育に及ぼす次の5つの影響を指摘しました。

  1. 子どもの切磋琢磨の機会の減少
  2. 親の過保護・過干渉
  3. 子育ての経験や知識の伝承の困難
  4. 学校行事や部活動の困難
  5. 良い意味での競争心が希薄になる

これらは、核家族化や都市化、情報化など、様々な要因が絡み合っている点などに留意する必要があります。それぞれの影響や対策について、中央教育審議会の提言から以下に抜粋しました。

対策1:子どもの切磋琢磨の機会の減少について

対策1:子どもの切磋琢磨の機会の減少について

対策としては、特別活動や総合的な学習の時間を使って、異学年交流や他校との学校間交流を推進することが有効。放課後や休日の運動場、図書館、余裕教室など学校施設の活用を行なうことも重要です。

対策2:親の過保護・過干渉について

対策2:親の過保護・過干渉について

少ない子どもを大切に育てようと親が意識することから過保護・過干渉が生じやすくなります。子どもが自分で考えて試行錯誤する前に親が介入することの問題や、子どもの安全を案じて野外での遊びや体験活動の機会を回避するなど、子どもの成長や自立に役立つ学びを妨げると考えられます。

そこで学校教育は、子どもたちに自分で課題を見つけ、学び、考え、行動して問題を解決するなどの「生きる力」を育むという基本に立つことが重要になります。

対策3:子育ての伝承や知識の伝承の困難について

対策3:子育ての伝承や知識の伝承の困難について

少子化や都市化、核家族化の影響により、地縁的つながりのなかで子育ての知恵が伝承しづらくなると考えられます。価値観も多様化し、他人の子どもに無関心な大人が増えたともいわれます。この対策として、保護者が子どもについて最終的な責任を負うのは当然ながらも、今後は、あらゆる世代の大人全体の力で社会全体を育てていくという意識を持つ必要があります。少なくとも「顔の見える」範囲の日常生活エリアでは、自分の子どもでなくても褒めたり注意したりできることが重要です。都市化の影響で地域社会が従来よりも機能しづらくなっている点を踏まえて、趣味やボランティア活動を通じたネットワークなども含めて社会全体で子どもを育てていくことが求められます。

対策4:学校行事や部活動の困難について

対策4:学校行事や部活動の困難について

子ども数の減少に伴い、運動会、文化祭など一定規模の集団を前提とした教育活動が成立しにくくなることも起こっています。そうした学校では、従来とは異なる教育活動の展開を期待し、特色ある学校づくり、他校との交流、地域との連携のチャンスとして取り組むことが提言されています。

対策5:競争心の希薄化について

対策5:競争心の希薄化について

受験戦争は緩和されましたが、社会の国際化が進む中で、国として高い競争力を持つ社会を維持していくことが大切。校内の競争ではなく、視野を世界に広げるという発想の転換を行ない、独創性や創造力の源となる個々の能力を伸ばすことが求められています。そのためには、チーム・ティーチングによる少人数指導、外国語運用能力の育成など、少子化により余裕が生まれる学校施設・設備等を活かしたきめ細かな教育を目指すよう提言しています。

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