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小学生の仕事について



近年の調査では、世界の子どもの7人にひとりが「児童労働」を行なっているといわれています。日本では児童労働はあまり縁のないように思われがちですが、実は日本人の日常生活とも関わりがあります。世界における児童労働の実体と、原因や問題点についてまとました。

児童労働とは

児童労働とは

児童労働とは「15歳未満の子どもが大人のように働く労働」。これは国際労働機関(ILO)により定義されています。

児童労働の定義(ILOによる)

児童労働の定義(ILOによる)
  1. 義務教育修了年齢を下回る子どもが大人のように働くこと。
  2. 18歳未満の子どもが行なう最悪な形態の労働

子どもの健康と安全、道徳を害するものを指します。家業や農業などの手伝い、学校に通いながらの小遣い稼ぎのアルバイトは、あてはまりません。①については、軽易な労働なら13歳(途上国では12歳)以上の児童は就業が可能です。の労働は、人身取引や債務奴隷、強制的な子ども兵士、その他の強制労働、 買春・ポルノ、麻薬の製造・密売などの不正な活動のこと。また、危険な労働(虐待にさらされる労働、炭坑内、水中、危険な高所や閉所での労働、危険な機械を使用する労働、化学物質や高温、騒音にさらされる労働、長時間労働、夜間労働、不当に拘束される労働など)もこれにあたります。

児童労働の実態

児童労働の実態

国際連合児童基金(UNISEF:ユニセフ)によると、5~17歳の子どものうち2億1,500万人が児童労働に従事していると推定されます。そのうち開発途上国(データを取得できた102ヵ国)だけでみると、5~14歳の6人に1人が児童労働に従事しています。男子は経済活動に結びつく児童労働に、女子は家事労働に従事することが多いようです。

また、ILOの推定では、サハラ以南のアフリカでは5~17歳の4人に1人、アジア・太平洋諸国では8人に1人、ラテン・アメリカでは10人に1人が児童労働に従事。その総数は減少している傾向があるものの、サハラ以南のアフリカでは4~15歳の子どもの数は増加しているとみられています。

原因と労働

原因と労働

児童労働の最大の原因は貧困といわれます。その結果、正しい教育を受けられる貴重な子ども時代を奪われ、健やかに育つことが困難になります。そして、教育が受けられないことが将来の就業に影響し、貧困の悪循環の一因となっています。

日本における児童労働

日本における児童労働

子どもの就業については、日本でも上記のILOに基づく規定を労働基準法第56条にて定めて児童労働を禁止しています。第56条によると、映画の製作など芸能活動は、12歳未満の子どもが修学時間外に就業が可能。併せて第61条にて、その場合も就業時刻は10~17時と定めています。

また、日本では児童労働に従事する子どもの姿は表面的にはあまり見られませんが、無関係とはいえません。チョコレートの原料になるカカオをはじめ、コーヒーや紅茶、衣料品など、海外の児童労働にて作られたもの気付かずに利用していることがあります。人身取引やポルノなど日本で犠牲となる子どもたちも存在しています。グローバル化が進む今、日本人も児童労働について意識を高めておきたいものです。

動物イラスト