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小学校の教科課程/芸術



小学校での芸術の授業は、主に「図画工作」という名で呼ばれています。この授業の目標は、「表現及び鑑賞の活動を通して完成を働かせながら、創作する喜びを味わうようにするとともに、造形的な想像活動の基礎的な能力を培い、豊かな情操を養うこと」と、学習指導要領にあります。

学年別 図画工作の授業内容や目標

学年別に授業内容と目標をご紹介します。

1・2年生

学年別 図画工作の授業内容や目標

次の3点を目標に、材料をもとに造形遊びをしたり感じたことを絵や立体などに表現をします。また、鑑賞した作品について話し、友人の話しを聞くことで、形や色、表現の面白さや材料について気付くことを学びます。

  • 進んで表現したり鑑賞する態度を育てるとともに、作り出す喜びを味わうようにする。
  • 造形活動を楽しみ、豊かな発想などを通して体全体の感覚や技能を働かせるようにする。
  • 身の回りの作品などから、面白さや楽しさを感じとるようにする。

3・4年生

「材料などから豊かな発想をし、手や体全体を十分に働かせて表現を工夫し、造形的な能力を伸ばすようにする」ことが新たな目標に加わります。材料や用具を組み合わせたり形を変えたりして作り出すことが要求されます。さらに、自分の感覚や活動を通して形や色、組み合わせの感じを捉えることや、形・色を元に自分なりのイメージを持つことを学びます。

5・6年生

「親しみのある作品などから良さや美しさを感じるとともに、それらを大切にする」ことが目標に加わります。形・色・材料の特徴や構成の美しさをはじめ、用途などを考えながら構想することや、表現したいことに合わせて材料・用具の特徴を生かして使うことを学びます。

芸術鑑賞と授業への取り組み

芸術鑑賞と授業への取り組み

実際の芸術に触れて完成を磨くことも芸術分野の授業では必須です。芸術鑑賞会をはじめ、校内に子どもの作品を展示するなどして、平素の学校生活でもそれらを鑑賞できるように配慮している学校も多くあります。地域の美術館と連携を図って芸術的な感性を磨く取り組みもみられます。家庭でも、家族で美術館に出掛けて感想を話し合うなど、楽しく芸術に触れる機会を増やすと良いでしょう。

また、授業では個々の子どもの特性を生かした活動ができるよう、学習活動や表現方法などに幅を持たせることも重視されています。

材料や用具

材料や用具

芸術の授業に必要な用具材料を学年別にまとめました。

1・2年生では

  • 土粘度
  • クレヨン
  • クレパス
  • はさみ
  • のり
  • 簡単な小刀類

といった身近で扱いやすいものを中心に用います。

3・4年生では

  • 木切れ
  • 板材
  • 金槌
  • 水彩絵の具
  • のこぎり

などを用い、子どもがこれらを適切に扱えるように指導します。

5・6年生では

  • 針金
  • 糸のこぎり

などが加わり、子どもが表現方法に応じてこれらを活用できるように指導します。

学習評価

学習評価

作品の完成度よりも授業への意欲や取り組み方など、活動のプロセス全体を見ることが評価の基準になります。持てる力を自由に働かせているか、新しいことをすすんで試しているか、といった造形活動の隅々までを含めて評価がなされるので、まずは子どもの芸術的関心を高めるのが小学校での芸術において大切な項目となります。

動物イラスト