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小学校の学習指導要領について



どこの小学校に入学しても同じ水準の教育を受けられるようにするため、各学校がカリキュラム編成をする際の「基準」が必要となります。「学習指導要領」とは日本におけるその基準。学校教育法などを元に文部科学省が定めています。

学習指導要領はこれまで何度も改定を重ねています。現在の小学校のものはどのような内容なのでしょうか。これまでの変遷と現在の総則をまとめました。

2008年(平成20年)改定、新学習指導要領とは

2008年(平成20年)改定、新学習指導要領とは

「ゆとり教育」からの転換、「脱ゆとり教育」などと報道されている現行の学習指導要領。その内容は、これまでの「生きる力」の理念を引き継いで内容を見直したもの。日本の学生の学力低下問題を踏まえ、知識・技能と他の能力との育成バランスが整えられました。この学習指導要領は小学校では2011年(平成23年)度から実施されています。

新学習指導要領のポイント

新学習指導要領の総則には、改定の基本方針について次のような3点が挙げられています。

  1. 教育基本法改正(2006年(平成18年))で明確となった教育の理念を踏まえて「生きる力」を育成する。
  2. 知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視する。
  3. 道徳教育や体育などの充実により,豊かな心や健やかな体を育成する。

これにより、具体的には授業時数の増加、指導内容の充実、小学校外国語活動の導入などが行われました。小学校では年間総授業時数が従来よりも第1学年で年間68単位時間、第2学年では70単位時間、第3~6学年では35単位時間増加しています。

学習指導要領の変遷

学習指導要領の変遷

では、学習指導要領はこれまでどんな変遷があったのでしょうか。1958年(昭和33年)以来、ほぼ10年毎に改訂されてきました。その変遷は次の通りです。

昭和期は学力重視からゆとり重視へ

昭和期は学力重視からゆとり重視へ

昭和の学習指導要領は教育課程の基準としてスタート。学力偏重のムードが濃くなるにつれ、その方針は「ゆとりある学校生活」へと変化を遂げていきます。

学習指導要領の変遷

  • 1958年(昭和33年)改訂…教育課程の基準としての性格の明確化(道徳の時間の新設、系統的な学習を重視、基礎学力の充実、科学技術教育の向上など)。
  • 1968年(昭和43年)改訂…教育内容の一層の向上。
  • 1977年(昭和52年)改訂…「ゆとりのある充実した学校生活」の実現を目指す。

平成期は「ゆとり教育」から「脱・ゆとり」へ

平成期は「ゆとり教育」から「脱・ゆとり」へ

いわゆる「ゆとり教育」は1998年(平成10年)の改定時のもの。日本の学生の学力低下を生んだ要因とされ、話題になりました。現行のものは2008年(平成20年)改定版。マスコミなどで「脱・ゆとり」と呼ばれています。

学習指導要領の変遷

  • 1989年(平成元年)改訂…「新しい学力観」を提起(「知識・理解」ではなく「関心・意欲・態度」や「思考・判断・表現」により多くの価値を認めようとするもの。小学校低学年の理科・社会を廃止して「生活科」の新設など)。
  • 1998年(平成10年)改訂…「生きる力」の育成。いわゆる「ゆとり教育」の教育課程を実施(総合的な学習の時間の新設など)。
  • 2008年(平成20年)改定…現行版(小学校低学年の外国活動の導入など)。
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